新日本プロレス[G1タッグリーグ戦]




<第9試合 G1タッグリーグ優勝決定戦>
○ 小島 聡                       ジム・スティール×  
○天山広吉 ムーンサルトプレス→片エビ固め マイク・バートン ×
24分2秒








 前評判は高くなかったものの、4勝2敗1分の勝ち点9、堂々の1位で予選リーグを通過した全日本代表コンビ。三冠王座、世界タッグを新日本の武藤に奪われているだけに、巻き返す意味でも新日本のタイトルを奪取したいところだ。対する天コジは「優勝できなければ解散」を宣言している。第6試合の疲労がどう響くか。予選では全日本組が勝利している。

 攻め込んだのは全日本チーム。小島もバックドロップで反撃するが、流れを変えることができない。バートンがコーナーから場外の天山に向かってボディーアタック。さらにスティールがキャメルクラッチで天山を追い込む。
 さらに15分過ぎ、スティールの串刺しラリアット、DDT3連発、さらにターボドロップ連発で天山は虫の息に。しかしカナディアンバックブリーカーに捕らえられた天山を小島が何とかカット。ここから小島が反撃に転じたが、再び全日組のダブルのボディープレスを食らってしまう。さらにバートンが黄金の左からパワーボムを完璧に決めるが、カウントは2。小島はラリアットを放ち、天山に最後を託す。
 ここで息を吹き返した天山が最後の力を振り絞る。ニールキックから合体の天コジカッター、さらに小島のラリアットのアシストを受けて、TTDからムーンサルト、これでようやく3カウントを奪取。リーグ戦終盤から奇跡の6連勝で優勝を手にした。

 試合後記念撮影をするT2000勢。天コジは分裂がうわさされる蝶野をリングに呼び込む。握手を求める天コジ。しかし蝶野はこれを拒否。ジュニアの金本とともにバックステージに消えた。


■コメント


■天コジのリング上でのインタビュー

天山 おれたちが優勝だ。天コジが一番だ!

小島 おれたちをだれだと思ってるんだ。第3回G1タッグリーグ優勝チーム、天山・小島、略して天コジだ!

――前半の3連敗で危ないなと思うところはありましたか

天山 関係ねえ。最後に勝てば一緒だ。

――IWGPそして世界タッグ王者の武藤・ケア組に対して

天山 出て来い、やってやるよ。

小島 お茶飲んでくつろいでんのか? 出てこいよ、くそぼうず!




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