ZERO−ONE

FIGHTING ATHLETE  旗揚げ戦


橋本 真也 19分10秒 三沢 光晴
  永田 裕志 片エビ固め 秋山 準

三沢のエルボー、橋本のケサ切りチョップ、秋山と永田の顔の張り合いと、全員の意地のぶつかった試合となった。決着は、三沢がジャーマンスープレックスから橋本を押さえ込み3カウント。試合後には、小川と藤田が乱入し、リング上は大混乱となった。

各選手のコメント

◆三沢 「あれで(3カウントを)とれるとは思わなかった。橋本は(以前対戦したときより)今の方が気迫がある。(今後のZERO−ONE出場は)今は考えてない。『やるから出ろ。はい』じゃない。そういうやり方にはついていけない」
◆秋山 「オレは永田選手とやれて良かった。久々に楽しかった。新日本に勝ったという気分はない。(今後のZERO−ONE出場は)オレは別に構わないし、面白いと思う」

◆橋本 「今日は、秋山に対する怒りが80パーセントだった。小川にはいい餞別(せんべつ)をもらったよ。三沢社長、あの観客の熱い思いをみただろ。三沢、秋山、小川、藤田、永田、全員シングルでやってやるよ」。
◆永田 「今日は、今までできなかったノアと対戦できて、最高だった。レスラーとして、今日の興奮はだれでも味わいたいはず」と話すとともに「川田は俺がつぶす」と全日本への意識も見せつけた。

◆小川 「橋本、だらしねぇ試合してんじゃねえぞ」
◆藤田 「だれが、一番強いか決めればいいんだ」

誰もが目を疑った。秋山への怒りを抑えきれない橋本がコーナーで勝敗度外視で鉄拳を振り下ろす。そこには落とし穴が待っていた。背後から三沢が死力を振り絞ってのバックドロップ。まさかの3カウントに場内がどよめく中、小川の登場でさらに大きな衝撃が両国を襲った。「オイ、橋本!だらしねえ試合してんじゃねえよ」そして鋭い視線は三沢に向けられる。「三沢!受けてもらおうじゃねえか。いつ試合やるんだよ、オレとよー」

 その瞬間だ。マイクの語尾が聞き取れないぐらいのスピードで三沢のエルボーが小川の顔面をえぐった。そこから先のリングは完全な無法地帯だ。Tシャツを脱ぎ捨てた小川がノアの大将に突っかかる。リングサイドで観戦していた藤田が止めに入るためリングインしたものの、いつの間にか秋山と衝突だ。それに永田も加わって混乱の輪が広がる。打ち鳴らされるゴングは終わることがない。ZERO―ONE、ノア、新日本、藤田&UFO――。6メートル四方のリングでは所狭しと新たな遺恨がぼっ発。歴史に刻まれる空前絶後の4陣営入り乱れての大乱闘となった。

 乱闘に後れをとった橋本が満を持してマイクを握る。「三沢ナメンなこの野郎!」今度は藤田だ。「誰が一番強いか決めるしかない」と絶叫する。そしてリング上で一番熱かった三沢が吐き捨てた。「おまえらの思い通りにはいかない」――。最後はまた橋本だ。「思い通りにしてやるから覚えとけっ」――。

 あり得ないはずの接点を生んだ三沢は気を取り直して控室で淡々と口を開く。「UFOとの関係は現段階ではない。小川と絡んだとは思っていない。エルボー?感情的になっただけ。(ZERO―ONEと)今後は白紙」と冷静に話した。だが、橋本は違う。「うちのリングはこれまでの枠を取っ払うことができる」この大事件は言わば、橋本が望んでいたものだったのかもしれない。「主役は三沢に持っていかれた。小川にも三沢にもいいせん別をもらったよ。ノアは絶対に逃がさないからな」橋本は自分と同じように30年前に日本プロレスから追放されて新日本を築き上げた猪木の姿を見ている。その師匠からは旗揚げに際して言葉をもらった。「プロレスを変えてみろ」ボーダーレスマットを文字通り叩き壊した破壊王が21世紀マットの命運を握る。 (スポニチ)

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ZERO-ONE 真世紀創造。-歴史破壊編-

この一戦は歴史に残る試合です。三沢と小川の絡みなど含まれています。まさにリング上はオールスターの入り乱れ状態。

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